
今時期から出てくる神秘の稲の穂。に、毎回出てきてくれてありがとぅ。と思う。そして、うんと近くに寄ってみないと気付かない稲の花。ちろちろと咲いて、風にひょこひょことなびいて、とても可愛い。そんな稲の花を知っている、みたことある人は少ないのではないかと思う。本当に小さいので、農家さんでさえ、じっくり見る人も少ないかもしれない。秋の黄金色の田んぼが、風物詩のような、マクロの美しさ。出穂してきたこの時ほど、近くに寄らないと感じ取れない、ミクロの美しさがある。6月、あんなに小さかった苗が、太陽と、水と、土と、微生物によって、成熟してゆく。夏も真っ盛り蝉の声が響き、草草も旺盛に声を出して、伸びて、伸びて、伸びて、エネルギーが満ちて、満ちて、満ちて、もうどうしようもなく溢れ出てしまっている。裸足で歩くと、満ち溢れたその感覚が、ドライアイスのように、もわもわーっと渦巻いている。じゅわじゅわーっと足裏から自分に染み渡る心地よさ。汗がちょっと乾いて酸っぱい自分の香りもなかなかのもので、大地も自分もナマモノ。なのだ、と感じる夏。7月までの草取り作業から、出穂後は、田んぼ見守り時期へ。