季節の木々草花。自分の足で歩いて、美しいと思った感情と一緒に、目の前の命を、ハサミで切り取って、花卉にいけられる人にちょっと憧れがある。そのまま大地にいてもらう方が本望な気がするが、恩恵をもっていけられたものを目にすると、お店の中でも、家の中でもハッとする空間がそこに生まれていて、その周りはちゃんと風が吹いている感じがする。食べるために獲物を仕留めることに本質を感じているので、飾りのために切り取る、ことに、心が躊躇するので、あんまりしていないが、久しぶりに飾り花をしたら、すぐに息子が「うわ!この花きれい」と言った。この花なに?ではなく「綺麗だな」ってゆう気持ちが先に出てくるのは実に野生的な感覚だな、なんて思いながら…うん。確かに綺麗。