自宅出産や助産院出産を望む人にとって、このGBSの検査は最後の最後の運命のドキドキ検査です。これは食事や運動など自分で気をつけようがないもので、それでも陽性陰性とはっきり別れ、運命の別れ道となるのです。何故別れ道か?もしも陽性ならば医療処置が必要の為、どんなに母子が健康で検診結果良好でも、自宅では産めない決まりになっているからです。病院出産の人に後から聞いても「そんなんあったけ?」と答える人がほとんどなくらいで、検査自体は膣から分泌液?を採取し後日結果を聞くとゆうもの。先生もわざわざGBSの検査とはいわないで、おりものの検査と言ったりしていました。聞かないと結果も言われないこともあるみたい。
GBSとは?
GBSの正式名はB群溶血性レンサ球菌(Streptococcus agalactiae. Group B Streptococcus)私たちの体の中には常在菌といって、いろいろな細菌が住み着いています。GBSもそのひとつ。女性の腟や直腸、膀胱、肛門の周りなどに常在しています。GBSは弱毒菌といって、元気な人には病気を起こすことはまずない病原性の弱い細菌です。普通に健康な大人なら、何も症状は出ませんし、病気にもなりません。妊娠中の検査でGBSが陽性とわかっても、妊婦自身には問題は何もありませんし、妊娠中におなかの赤ちゃんに感染する心配もありません。ただし、この菌はお母さんからの移行抗体の無いあるいは少ない「新生児-生まれたばかりの赤ちゃん」にとっては、非常に危険な細菌です。もし、母体にGBSがいてもほとんどは問題ないのですが、経膣分娩時、産道を通る時に感染する確率がある為、感染予防をする必要があります
この気をつけようがない陽性陰性、ちなみに検査で陽性と出るのは20ー30%だそう。更に、実際に赤ちゃんに新生児GBS感染症が発症するのは約1%。というのは、ほとんどの妊婦、100人中99人ぐらいは抗体(免疫)があり、赤ちゃんにその抗体が移行し、赤ちゃんを守ってくれるから。しかし、なかには抗体が低い人あるいは無い人がいて、赤ちゃんに感染してしまう心配があるそう。で、その予防として、アンピシリンというペニシリン系抗生物質を使います。陣痛が始まった段階で、母体への静注を始めます(静注:点滴で母体の静脈の中に薬を入れること)。初回に2g、以後、お産の終了まで4時間ごとに1gずつ点滴。ただし、ペニシリンにアレルギーのある人は、違う抗生物質を使います。こうした予防策を講じても、ごく稀に赤ちゃんに感染することもある。とゆう、予防接種と同じで、ものすごく低い確率中のリスク回避と西洋医学的事前予防も垣間見られる。
では、万が一感染した場合どんな症状がでるのか?
新生児GBS感染症には、生後7日未満に発症する早発型と7日以降に発症する遅発型があります。早発型の多くはお産入院中に発病するので、早期発見と早期治療が可能です。呼吸困難の症状(呼吸数が多くなったり、胸がへこむ陥没呼吸など呼吸がしにくい症状)で始まることが多く、新生児GBS感染症が疑われた段階で、すぐに抗生物質を投与します。遅発型では退院後、自宅で発症すると発見が遅くなる心配があります。小さい赤ちゃんでは、呼吸困難の症状、無呼吸発作といって呼吸が突然止まることがあり、また、髄膜炎といって痙攣、元気の無さ、哺乳不良などの症状では緊急の治療が必要です。新生児医療が進歩して治療法は進んでいますが、新生児は抵抗力が低いので、楽観できないのです。とありました。
私は医者ではないので、これについて、うんもあーも言えませんが、妊娠中の検査や結果など、体重やエコーのデータは気にしても、こうゆうデータは意外とスルーされていることも多いので、今後妊娠する予定、もしくは、妊娠中、もちろん産後でも知ってもらうきっかけになればとここに残しておきたいと思いました。
次回はまたまた、病院では基本勝手に投与されることが多いであろう、新生児へのビタミンK投与について。
ちなみに私は陰性結果で無事自宅出産準備に入れるようになりました。これから2週間内の早産や当日の長時間経過など、よほどのハプニングがない限りはね。
…………
出産後 記録まとめました↓
“GBS” への 1 件のフィードバック