すてきなあなたに

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昔は小説やエッセイなど、読み物が好きだったので何でも読んでいたけれど(お風呂で半身浴しながら..今から思えば優雅なひとときだったのだな)子供ができてからは、没頭して読む時間はないなっと、沖縄からの引越しもあったので、がっさりとブックオフに引き取ってもらい、残したのはヨガ関係の本と実用書のみ。だったのだけれど、少しずつお子も自立し始め、いつか読もうと友人から譲ってもらった本を ちらちら、時間を見つけて読み始められてきました。

 

「すてきなあなたに」写真のものでないけれど、あー…古本屋で見つけて買っていたお気に入りも、売っちゃったな。今から思えばまた欲しい一冊だったのに。先見の目が無い自分にがっくし。

 

写真のこちら、短編がいくつもあって、パッと開いて1つだけ読むことができるのでとてもいい具合。ほぼ文章で、ミナペルホネン/皆川明さん(妙に素敵な挿絵と思っていたら..)の少しの挿絵。

 

このよりぬきエッセイ集は大橋 鎭子(しずこ)さんの文字から伝える五感への刺激がすごいです。

 

文字だけなのに、読むと、レモンサブレのほのかな酸味とさっくりした食感や、バラの甘い香りや、研ぎ澄まされた音、タクシー運転手さんとの会話での間合い、紅茶の淹れたての湯気まで…目の前にあるものから背景空間広がり、あたかも自分がそこにいるかのようなリアリティがあるのです。

 

何もない日々のくらしで出合ったいろんなことの中で、素敵だなぁと思い、大切に思い、生きていてよかった、と1人だけ知っているのではもったいから始まったそうですが、どこにでもあって、どこにでもないような内容ばかり。

 

ぽやーんとしていたら、見落としがちなことを、日々大切に生きておられたのだなぁっと、とても為になりました。

 

ヨガの本も実用書もいいけれど、無理に難しい本でなくとも、日々に目を向けることで、哲学も宗教学もあって、森を見て木を見ずなのか、木を見て森を見るのかが変わってくるのかもしれません。

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